熱中症対策

気温や湿度が高くなる季節になりました。

そうなると気を付けたいのが熱中症。

気温が高かったり、運動などで体を動かしたりすると

体温は上昇します。通常は汗をかいて蒸発させたり、体表に血液を

集めたりして外気に熱を放出し、体温を下げます。

しかし、気温や湿度が異常に高い・風が弱い・陽射しが強いなどの

環境で、体内の水分や塩分のバランスが崩れると

十分に汗をかけなかったり、血液の流れが悪くなったりして

体に熱がこもってしまいます。これが熱中症です。

症状は軽度のⅠ度から重度のⅢ度に分けられます。

Ⅰ度…立ちくらみ・めまい・こむら返り・大量の発汗

Ⅱ度…頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感

Ⅲ度…手足の運動障害・意識障害・けいれん・高体温

などが挙げられます。

予防としては、こまめに水分補給や休憩をとり

帽子をかぶり、通気性が良く熱がこもりにくい服を着ることです。

もし症状に気付いた時は、風通しの良い日陰やクーラーが効いている

室内で休ませて下さい。氷や濡れタオルを首回りや脇の下などに当てたりして

体を冷やし、同時にイオン飲料や経口補水液などで水分・塩分を

補給するといいでしょう。

症状によっては医療機関の受診や救急車を呼ぶなどの対応をして下さいね。


みのりクリニック リハビリスタッフ 田中

2012年07月01日