義兄のベトナム留学

風薫る五月がやって参りました。ますます健やかにお過ごしの事と思います。
さて今回は、義兄(主人の実兄)に関してのお話しです。
只今、ベトナムへ語学留学中です。年齢、なんと70歳です。すごくないですか?
義兄はもともとと高校で英語の教師をしていました。定年後は主夫(義姉が保育園の園長の為)の傍ら、ボランティアや語学の勉強をしていました。そこでベトナム語と出会い、旅行に行ったのがきっかけでベトナムに感銘を受けたようです。
ベトナム人はおっとり優しく、勤勉で真面目、そして平均年齢が30歳と若者が多く活気にあふれているそうです。
義兄はハノイ国家大学で学んでいます。ベトナムは高齢者に敬意が払われる社会で、老いている事はある面、有利な点でもあるそうです。70歳で一人異国へ来て必死で学んでいる姿を多くの人々(ハノイの人々)が知っていて、皆がとてもあたたかく接してくださいます。
若い人達からは「勇気をもらった」「私も頑張ります」と有り難い言葉を頂いたそうです。
そして、日本にいる大学の後輩には「やっと奥村さんの本来の生き方、生き様に戻ったんやね」と言葉をかけられ「教師生活の時代」は「仮死状態」だったと義兄は言います。
そして又、ベトナムでの生活は、新しく生まれた人生への「誕生祝い」だとも言っています。
人生の終盤、自分の体力、経験そしてお金を使い切って頑張っている義兄を、私たち家族は、健康であることを祈って、見守って協力したいと思っています。

みのりクリニック 看護師 奥村

2018年05月01日