今日はとても爽やかなすがすがしい朝を迎えました。

玄関を出ると、バラ、パンジー、花菖蒲、ツツジなど色とりどりの花が所狭しと咲き並び、平穏な一日の始まりを告げるかのようでした。
そこに一本の電話が鳴りました、嫁いでいる娘からでした。
「お父さんが昨夜バイクで事故に遭い、ICUに入っている」とのことでした。
一瞬自分の耳を疑いました。まだ63歳で空手の指導者でもあり体も丈夫そうなので信じられません。
事故から一日たち、予断は許されませんが一刻も早く回復されることを祈るばかりです。
もう一つ、人生にはさまざまなドラマがあります。
奥村家に起こった本当にドラマのような出来事があるのです。
平成25年8月、同居していた主人の母が脳こうそくで他界しました。
急に倒れて一週間後でした。
なくなる一日前、主人の兄(長男)が家族を集合させ、戸籍などの書類を見せ「実はもう一人兄弟(三男)が居たんだ」というのです。
事情があり、1歳の三男を知人に預けたそうです。主人は3歳頃だったので何も覚えておらず、義母と義兄の心の中だけにしまっておいたようです。
義兄は義母が倒れてすぐに1歳の時に別れた三男を探し始め、とうとう見つけ出してくれたのです。
そして遂に、58年ぶりに母と子が病床ではありますが再会できたのです。
しかし、義母の意識は戻ることなく、次の日、帰らぬ人となってしまいました。
きっと離れ離れになった息子に会えたことを心で感じ安心したのでしょう。
現在では、義母のおかげで兄弟3人そろうことができ、それぞれ家族同士が仲良く食事をしたり旅行に行ったりと、お付き合いをしています。
天国のお義母さん、安心してください。


みのりクリニック 看護師 奥村

2016年06月01日